令和6年1月1日(月)に発生いたしました能登半島地震により、亡くなられた方々に、深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災された地域の皆様の安全と、一日も早く日常生活を取り戻せますよう心よりお祈り申し上げます。当機構としましては、日本医師会様・日本歯科医師会様・全国消防長会様方と一緒にどのような対応が出来るかを相談しながら、動いております。皆様のお力添えもいただけますと幸甚です。
一般社団法人 日本CBRNE学会 理事長 石井 正三
CBRNEとは、C:chemical化学的、B:biological生物学的、R:radiological放射線、N:nuclear核、E:explosion爆発、をまとめて表記したものです。これらの事象による特殊災害は「CBRNE災害」と総称されます。もう一方の概念は単一で単純な事象としての水害や地震などの「一般災害」になります。
東日本大震災は大規模なプレート境界型地震に起因しています。首都圏まで危機に陥れ、大津波が東日本の海岸地帯に襲いかかり、福島県の東京電力原発群が機能不全となって爆発事故に発展しました。災害事象は大規模化すればCBRNE事象を含んだ複合災害化する訳です。更に人口が密集しさまざまなインフラが集積した近代都市に災害が発生すれば、電力や水道それに情報通信や人流・物流の機能不全もきたす複合災害となります。ハブ化した港・空港・生産拠点が集積された工業団地などに発生すれば、燃料や様々な化学物質が巻き込まれ、検疫所やバイオ関連施設での生物学的試料の安全も問われます。今日的な災害において、現場での要援護者救助には、救難活動に従事するチームの安全確保の観点からも、災害発生冒頭からむしろ複合災害事象を念頭においた多面的なオール・ハザード・アプローチが求められます。専門的かつ複合的な観点から、現場を支援するオール・リソースによる多職種連携を組み上げる対応が必要となっているのです。
複合事象対応には様々な方面からの学際的なアプローチが問題解決に必要となります。そのためには行政組織やさまざまな専門家が一堂に介するアカデミックな場においてデータベースを構築し、また情報共有することが求められます。今回発足する「日本CBRNE学会」が、時代に即した人命救助と健康支援や人道支援全般を支える多職種の方々の集うオープンプラットフォームとして機能することにより、危機に柔軟な対応ができるレジリエントな社会となり、未来にわたる日本の平和と安定に寄与することを期待しています。
◆日時 |
2025年2月23日(日)・24日(月祝) 09:30~17:00(受付09:30~) |
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◆場所 |
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◆参加費 |
2025/02/14までのお申し込み 会員:¥6,000 非会員:¥10,000 2025/02/15以降のお申し込み 会員:¥8,000 非会員:¥12,000 |
◆懇親会 |
23日は懇親会を行います(17:30~19:30) 参加費:¥6,000 *学生及び30歳以下半額 |
◆商品展示会 |
複合災害対策の関連商品を会場にて展示いたします |
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◆ポスターテーマ | Ⅰ.生物(B)災害感染症対策 Ⅱ.化学(C)災害と環境対策 Ⅲ.巨大地震等複合大災害対策 Ⅳ.爆発・火災・煙/ガス(E)災害と熱傷・爆傷 Ⅴ.核/放射能(N/R)災害とシェルター Ⅵ.その他 |
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